明日なにしよか

関西の大学4年生が学びと読書について

愛情の総量 岡本太郎の本を読んでみた件

こんばんは。

さすがに7月になってさらに暑くなってきましたね。

 

つい最近たまたまAmazonで本を買ったので、その中から思ったことを書きます。 

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間

 

 

1. 感じたこと

芸術は爆発だ」って言葉は彼を知らなくても聞いたことがあるフレーズのはず。

僕も彼に関する知識ってあと太陽の塔を作ったとかそんなものでした。

 

読んでみてまず感じるのはこの人の考えや雰囲気とかオーラのようなものが

本から伝わってくる。

彼の人生の生きる中で感じたことや大切にしていることを教えてくれた本です。

 

とても野性的な文体でありったけをぶつけてくれるので、すごく近くで話しを聞いているかのような気になりました。

 

今の社会の流れにのっかる「事なかれ主義」とは真っ向からぶつかって

自分の中にあるエネルギーや直感みたいなものをフルに使って生きた彼の言葉は重い。

学生にはぜひ読んでみてほしい。

 

大切にしたいなと思ったことをあとにまとめます。

 

2. 絶対的感覚をもつこと

自分の現状を見てそれでいいじゃないかということ。認めることってよく世間や

自己啓発本でも書いてあります。

 

僕もそういった考えは大切だし、そう思うことで落ち着けるし世界が見えると思ってました。

だからこそ組織にいても今の僕はどのあたりで、こんなもんだなんてことも。

 

ただ、彼の考えはそんなものでもなくて相手とか世界とかは片隅に置いておく。

その上で絶対的な位置として自分を見る。

ランキングを作って相対的にみた時点で僕は他者評価の中での上か下かを考えてました。

 

あの人はあの人。

自分は自分。

 

これって頭ではわかっても、心でわかることはとても難しい。

世界がどんな流れにあっても自分のなかの思いを大事に生きた彼だからこそ

言葉に重みがあるし響きます。

 

絶対的な感覚に基づいて世界や自分を見ることを忘れないようにしたいです。

大切なことは「あなたはどう思うの?」ということに対して行動していくこと。

 

周囲の人間がどう思うとか、世間体としてとか、みんなはみたいなことを

少しおいて動けるようになります。

 

3. 愛情の総量

本の中にある1章には愛について書いていました。

僕も無意識化でよくやっていたことなんですけど

相手を好きでいるうちって、その相手も自分を好きでいてほしいと思うんですね。

 

ただ、そこであるのは

自分もこれだけ好きとか愛しているのだから

相手も同じかそれ以上に愛してほしい!っていうこと。

 

この本のなかにもそこに対する言及はあって。

人の愛情には差がでる。

すっかり忘れてました。

僕が人を愛することと、彼女が僕を愛することがあったとしても

その愛情にはどうしても違いがでる。

 

それは例え愛し合っているカップルでも、離れかけの夫婦だとしても。

 

これを読んでからはすごい気持ちが楽になりました。

ここでもさっきと同じなんですけど、愛するから何か見返りがほしいとか

愛してほしいとかじゃなくて

まずは自分が愛したいかどうかを大事にしたいなと。

 

他人とかいろんなものをほっといて絶対的な感覚としてどうなのか。

 

そうなったときに相手のことをいいなと思えるなら

ただただ、愛するだけでいい。

 

そんな風に僕も思える時がくるならそれが結婚とかなのかなーなんて。

 

なんとなく書きましたが、この絶対的な感覚は大事にしてほしいし

いつでも人には考えてみると今よりも生きやすくなります。

 

世間体とか自分本位じゃないものに縛られずに自分の感性や思いを大事にして生きている。

それが岡本太郎なんだと思わされました。

こんな人の人生や名著が今やネットで手に入る時代。

しかもAmazonではこの本は中古で1円でした。ほんとにすごい時代です。

ぜひ読んでみてください。

 

ばいばーい。