ゆっくり進む 羽生善治の「直感力」を読んでみた件
将棋やったことありますか?
僕はほとんどなくって、駒の動き方でさえ金と銀がごっちゃになっているタイプです…
今回はその将棋界でとっても有名な羽生善治名人の本を読んだので
自分の振り返りやメモがてら気になったところを残しました。
- 全体を読んでみて
- 気になったところ ー学習 / 先を見据える / 余白ー
1.全体を読んでみて
とても落ち着いた語り口調で話が進んでいくなかで、細かくタイトルで句切られているおかげで、ちょっとしたブログを読んでいるようでした。
タイトル毎に話があり、彼の経験とともに描かれていることで
頭の中に入ってきやすい作品です。
細かく区切りつつもそれぞれが章毎に伝えたい内容を順序立てて説明しています。
書くタイトルを理解しているとなおさら、これは今こういうことを言おうとしている
というのがわかっていい。
難しい本を読むのが苦手という人にもオススメできます。
やはり何か1つの分野でトップをとる人というのは、その人なりに理論が存在していて
戦略的に試合や経験に臨んでいる。
こうした人達から考えや経験を学べるというのは、学生にとってかなり重要になると
個人的には感じています。ぜひぜひ、時間のある人には読んで欲しいですね。
2.気になったところ ー学習 / 先を見据える / 余白ー
この前の記事にも書きましたが、インプットとアウトプットの重要性を
ここでは話してくれていました。
過去の情報や知識は全て素材だ。それらは、次の新しいものを創造する素材として利用されるためにある。過去の素材であっても、適切に組み合わせれば、新しい料理を作ることができるのだ。
僕達の学習はこうした素材集めであり、実際のアウトプットが料理となります。
大切なことはどちらも行うこと。忘れがちになっている僕のような学生にはとても
響く内容です。
将棋って目の前の盤から、相手と自分のやり取りを先読みし行動します。
幾通りもある選択肢の中から最善手を打ち続けている彼の頭の中はどうなっているのだろうとちょくちょく思っていました。
大切になるであろう要素として先を見据える力はあがりますが、
その瞬間でそれを実行し決定するには経験が大切になるとのこと。
幾重にも積み重ねた経験と知識によって脳の中に回路ができあがり
なんとなくによるものであっても、正解を選択する。
これらの選択の中から新しきを生み出すために、名人は余白が必要だとはなします。
ちょっとどこかででかける時には無計画で行く。道を外れてみる。
そんな人生における余白から創造性は生まれるのだと。
企業で働くことや学生団体で活動していると、どうしても生産性を求めたくなる一方で
柔軟に目の前の課題を解決しうる策を生み出すには
僕は創造性が必要だと考えています。
ここである余白はそこに通ずるものだし、変わらずこれからもその余白を意図的に
作っていこうと思いました。
なんかこんなものですかね。
お腹がすいてきましたので、以上にしておきます。
ばいばーい。