働きはじめの10年間
もうじき僕は働くことになるわけですが、
どうにもそんな実感はないし、周りの友達にみたいに遊ぶとか自己研鑽するみたいなこともできていない気がします。
大学生最後の夏休みは、好きなように本を読んで
卒業論文のために先行研究を調べていました。
その傍らでやばかった自動車免許とIT企業でのアルバイトに勤しんでたら、あと2週間になったのが今日です。
最近「未来に先回りする思考法」の著者で自身も起業家である佐藤航陽さんのブログを読んだことでなんとなく考えたことは、これからも大切になると思ったのでメモがてら残しておきます。
現実を直視しながら理想を持ち続けることの難しさ、人生の「賞味期限」 | メタップス社長のブログ
知ることと識ること
ブログ内でやはり情報としての知識と経験としての知識は全然違って、そのレイヤーを通すことの重要性は書いてありました。
ITの進歩で「知る」こと自体のハードルが下がったことはよく本で目にします。
いかに体を動かして、頭を総動員して経験というものに転換するかを考えさせられたし、本田宗一郎でさえ話していること。
僕は頭があまりよくない。
というか考えることを忘れたりするし、論理的な考え方があまり得意でない。
そんな僕だからこそ、情報を得てから経験に転換することで大切なものを蓄積していくことが大事になる。
価値があるかわからないけど、誰も走ったことのない道を作ることの重要性はそこではないでしょうか。
人生の賞味期限
佐藤さんもこんな風に書いてた。
私は『挑戦はいつでも出来る』というのは事実でないと思ってます。人の持つ「エネルギー量」は一生を通して同じではないからです。個体差は確かにありますが、エネルギー量は必ず時間と共に減っていくし、お金のように貯蓄できる性質のものでもないです。「生きる」ということはこのエネルギーを消耗していくプロセスと言えます。
人を巻き込んだり、ひとつの事に集中するには体力や気力も合わせたエネルギーが必要です。『( 知識 + 経験 )✕ エネルギー量 = 成果 』と言っても過言ではありません。
知識や経験があっても、エネルギーが枯渇してしまっていてはもう何かに挑戦しようとは思えなくなってしまいます。この「何かに挑戦できるエネルギーがまだ残ってる期間」を「人生の賞味期限」と私は呼んでいます。
別の本にもあったけど、どうせ人なんて歳を重ねるだけで体力は失われて
身体的にスタミナはなくなる。そこで年をとるといずれ選択肢は少なくなっていくと。
僕もわりとそう思うし、今が21歳で
これからの10年間は一番エネルギーを持って走ることのできてかつ、考えることのできる時間ではないかと思います。
走ること自体が目的ではないので、僕には目指すものや作りたい状況をまずは考える必要がでてきました。
僕は経験に対して全力を尽くせば、それに比例して得るものは増加すると思っているタイプですし、「何事にも誠実に生きていきたい」というのが根底にあるので
とにかく頑張る気ではいます。
それでも、目的地がないと目的地へはたどり着けないと書いてあるのを見て納得したことからも、理想は描かないといけないのです。
だからこそ、これからの10年間は現実に全力で向き合いながらも
理想を同時に持つことを忘れないようにいたいと思います。